一日のうちにハシゴした「現場数」が最も多かったのは、2006年のドイツ・チェコ旅行2日目。ボンの現場、ケルンの現場×2、デュッセルドルフの現場×2で、合計5箇所。飲んだビールは合計16杯。「でも、これはいくらなんでも飛ばしすぎでしたね。このときの頑張りが、結果的にはペースダウンにつながってしまいました」との弁。凄すぎます。(写真は、beer-kichiさんたちが移動中に見かけたという巨大バルーン。ケルシュ・ビアを代表するご当地ビール「ギルデンケルシュ」を模ったもの。後ろに見えるのはケルン大聖堂)
過去の記事のなかでもっとも力を注ぎ、読者からの反響も大きかったというのが、「ドイツ・チェコ ビール旅行記2006」の全159エントリ。「ほかに『準備編』とか『妄想編』とか『回想編』がありますので、全部で200記事くらいにはなるんじゃないでしょうか。これだけ力を入れたんですから、『反響が大きかった』と思いたいエントリ№1です。ごくたまにですけど、検索エンジンでこられた方が、1から159まで読んでくれるときがあるんです。メッチャクチャ嬉しいですね」とbeer-kichiさん。写真は、旅行の7日目にドナウ川のほとりで堪能したというヴルスト(ソーセージ)とヴァイツェン。最高のシチュエーションに最高の味、本当に羨ましい!
次に、オススメ現場・国内編です。 ●岩手・盛岡「ビアパブ ベアレン」 昨年7月にオープンした直営の「現場」。ビール良し、料理良し、北上川を望むロケーション良し、巨大マスジョッキ(1リットルジョッキ)で飲ませてくれる心意気良しと、わたしにとってマリナーズイチロー以上の存在です。……たとえがわかりづらいですか? ●静岡・沼津「タップルーム」 クラフトビール界の、いまや巨人。ベアードビールの「現場」です。飲んだことのない人は、一度飲んでみてください。ビールの概念が広がります。近くに美味い寿司屋があるのも、オススメポイントの一つ。ロケーションも意外性ありますし。 ●長野・軽井沢「カフェ・ハングリースポット」&「村民食堂」 リゾート業界で飛ぶ鳥を落とす勢いの星野リゾート。隣接のホテル「ブレストンコート」に泊まると、ここで夕食が取れます。このカフェとレストランでは、あの「よなよなエール」が楽しめるうえ、隣には素敵な温泉「トンボの湯」まであります。少々お金はかかりますが、軽井沢で湯上りに出来立ての「よなよな」。体験して損はないと思いますよ。
ドイツ・バンベルク「スペツィアル・ケラー」。ホテルのおじさんに教わって訪れたビアガーデン。平日にもかかわらず地元のお客さんでほぼ満席で、眼下に広がるこの景色に感動したbeer-kichiさん、当時の記事に「オレ、もうハンベルクに住みたい」と書いています。
Vol.52『ビール現場主義』 beer-kichiさんインタビュー
1990年、当時はまだ社会主義の神秘のヴェールに包まれていたチェコスロバキアを旅行し、行きがかり上飲んだ一杯のビールが人生を変えた……。こんなエピソードもまじえつつ、「美味いビール」「美味いビールを飲める場所」を探し求めて東へ西へ、ときにはヨーロッパ遠征まで実行してしまう行動派ブログ、『ビール現場主義』。ビールについての薀蓄が語られていても、不思議とオタクっぽくはなく、どちらかというと「スペック」よりも「好み」を重視。ただひたすら「ビールが好きだ」という気持ちがにじみ出ている文章に、思わずウンウン肯いてしまう。そしてもちろん、ビールが飲みたくなるブログです。
大阪府出身、40代前半の会社員で、 小学校5年生の娘と、小学校2年生の息子の父。 昨年3月まで横浜に住んでいたが、現在は東京・江東区在住。
日本と世界の「ビールの現場」を訪ね歩く会社員のブログ
beer-kichiさんのビールの原点ともいえるチェコのピルスナー・ウルケル。1842年にチェコのピルゼンで誕生したこのビールは、世界の主流である「ピルスナー」タイプの元祖とされています。最近では、日本でも空輸の新鮮な樽生を出す店が増え始めており、このブログでもたびたび紹介しています。
「辿り着くのが大変だったこと」で印象深いとbeer-kichiさんが語る鹿児島・枕崎の「花渡川ビアハウス」。(写真のビールはその名も「ゴールド」)「最寄の駅からもそこそこ歩くんですが、それより何より最寄の駅である『枕崎』まで行くのが大変でした。鹿児島中央駅を午前10時頃出発して、指宿で乗り換え、JRの終着駅『枕崎』に着いたのが、13時。そこからビールを飲んで、鹿児島に帰ってきたら、もう夕方。一日仕事でした(笑)」
札幌出張のついでに立ち寄ったという登別地ビール館。登別駅を出ると赤鬼が出迎えてくれます。有名な温泉にもクマ牧場にも目をくれず、純粋にビールを飲むためだけに登別を訪問したというbeer-kichiさん。北海道では、ほかにも小樽やら十勝やら、出張の足を延ばして多くの「現場」を訪問されていますが、北海道内の距離感って意外と離れてるというか「広い」ですよね。「ついで」というには遠いところもあり、その行動力には驚きです。
夏から秋にかけて、カタルニア地方のあちこちで見られる「人間の塔」。「カタルニア地方のお家芸」なのだそうです。
大頭人形、「Cabezudos(カベスードス)」。有名な「牛追い祭り(パンプローナのサンフェルミン祭)」で、「牛追い」が終わったあとに行われるパレードでは、このような人形が行進します。「近くで見ると、すごい迫力ですよ」とのことです。
カタルニア名物のネギ、カルソッツ。真っ黒こげになるまで焼いたネギの表面を剥ぎ、なかの白くてやわらかい部分をいただきます。レストランでこれを注文すると、汚れ防止用のエプロンが出てくるのだとか。それほど皆、夢中になって食べるということなのでしょうか?
たっぷりのカスタードクリームの表面をカラメリゼしたデザート、クレマ・カタラナ。スーパーで手頃な値段で買えるほど、現地では非常にポピュラーなスイーツなのだそうです。
Vol.51『食べて歩いて遊んでスペイン!』 ウルコさんインタビュー
スペイン生活10年あまり。料理人として働くウルコさんは、スペイン人の夫とバルセロナで暮らしています。家庭も、職場も、友人もスペイン人ばかりというなかで、目にしたこと、感じたことを綴った『食べて歩いて遊んでスペイン!』には、スペインの楽しいところ、素敵なところが紹介されているだけでなく、仕事の苦労や人間関係の悩みなど“本音”もちらほら垣間見え、「スペイン」の魅力はもちろんのこと、それ以上に、書き手である「ウルコ」さんご自身に興味が湧く、そんなブログです。
ハンドルネーム・ウルコ。北海道出身のアラフォー。 都内外資系企業OLから、スペインで料理人に転身。 パラドール(国営ホテル)や5ツ星ホテル内レストラン勤務を経て、現在はバルセロナ在住の料理人兼主婦。 スペイン人の夫と2人暮らし。
バルセロナ発!料理人兼主婦のスペイン生活記
カタルーニャ名物の人形、「カガネ」。スペインでは、クリスマスになると、キリスト誕生を再現した人形「ベレン」を飾りますが、カタルーニャ地方においては、そのベレンのなかに、うん●をしている人形を置く習慣があるそうです。オバマ米大統領もローマ法王もスペイン国王夫妻も、みーんなうん●のポーズ!!『食べて歩いて遊んでスペイン!』、12月恒例の人気記事です。
スペインが誇る世界の駄菓子、チュッパチャップス。包み紙のデザインがダリによるものだというのは、あまりにも有名です。スペインでは日本と商品ラインナップが少々異なり、「ガム入り、ソフトキャンディー入り、クリーミーがあり、なんとビッグサイズもある」というから驚きです。チュッパチャップスなのにビッグって……。
お祭りの露天でもよく目にするという、チョリソなどの腸詰類。バラエティ豊富な肉加工品は、スペインの食卓の必需品ですが、ウルコさんのお宅では、プチダイエットのためにしばらくガマンしていたこともあるそうです。
世田谷区立経堂図書館(編集部撮影)。小田急線の高架下を利用して作られた「立ち寄り型」コンセプトの図書館。2006年7月にオープンと比較的新しく、愛称は「本の駅」。Takeniさんは、NPO『図書館の学校』が発行している雑誌に経堂図書館に関するレポートを寄稿するため、たびたび足を運んだそうで、ブログにもその様子が紹介されています。
『東京図書館制覇!』には、在住・在勤・在学の状況による図書館の利用登録条件が一覧できるページがあるだけでなく、自分の条件を入力すれば利用登録可能な図書館が検索できる「あなたがカードを作れる図書館をチェック」という、すばらしく親切なコンテンツも用意されています。「東京23区のうち、11区では在住等の条件に関わらず図書館カードが作れるので、どの条件であろうとも最低11区ではカードが作れるんですよ。東京以外の方もぜひチェックしてみてくださいね!」とのことです。
Vol.50『東京図書館制覇!Blog版』 Takeniさんインタビュー
東京23区内にある、246の区立図書館を約3年かけてすべて訪問したというTakeniさん。訪問した図書館の情報をまとめたサイト『東京図書館制覇!』と、それに伴う日々の記録を綴ったブログ『東京図書館制覇!Blog版』からは、図書館を愛する心と利用者としての真摯な姿勢、さらには矜持のようなものまで窺えます。何がそこまでTakeniさんのハートを「図書館」に向かわせるのか、また、一連の活動を通じて図書館職員の方とカラオケに行く仲になったというほど濃いサイト・ブログの背景に迫ります。
東京出身の37歳女性、江東区在住。 「これまで、図書館で働いたりしたことはなく、書店でレジのアルバイトをしたことがある程度。図書館とは純粋な利用者としてのお付き合いです」 画像は、東葛西図書館の職員の方が描いたTakeniさんの似顔絵(図書館だより『東葛西PRESS』に掲載)
東京23区の区立図書館制覇の記録と日々の雑記
『東京図書館制覇!』には、Takeniさんによる「図書館訪問記」をはじめ、各図書館の開館時間や休館日、所蔵物などの利用データが細かく掲載されており、東京23区内で図書館を利用したいという人にとって、この上なく便利なサイトです。
図書館に関する雑記だけでなく、読んだ本の感想や、ときに辛らつな書評が綴られる『東京図書館制覇!Blog版』。毎日チェックしていると、Takeniさんのダイエット状況など、マニアックなプライベート情報も知ることができます。
世田谷区立中央図書館(編集部撮影)。 東急田園都市線・桜新町駅から教育センター通りへ徒歩10分の世田谷区教育会館内にあり、プラネタリウムや郷土学習室を併設。桜新町駅を地上に出た通りは、その名のとおり桜並木になっています。Takeniさんいわく、「春に行くと本当に楽しいですよ」とのこと。『東京図書館制覇!Blog版』には、図書館自体の訪問記録だけでなく、その道中で出会う東京の町の様子も書かれているので、「散歩がてら、ちょっと図書館にでも行ってみようか」なんていう気分を後押しされます。
新潟震災チャリティラーメン企画でのひとコマ。「当日、開店時の行列を数えると44人。先頭の方は、開店の1時間以上前から並んでくれていました」
『くにろく』の記事でも反響が大きかった『ブノワ』再開のニュース。『ブノワ』は史上最年少でミシュラン3つ星を獲得した世界的有名シェフ、アラン・デュカス氏の店で、オーナー会社の倒産により、いったん閉店を余儀なくされた。写真は「スピーチ中のデュカス氏です」
資生堂パーラーの「伊勢海老とアワビのカレー」、10,500円。「高価なカレーですが、上品にというわけにはいかず、結局、ガツガツ食べることに…」
Vol.49『くにろく 東京食べある記』 くにさんインタビュー
東京都内やその近郊を食べ歩き、写真や感想を公開している『くにろく 東京食べある記』。掲載店舗の多さもさることながら、食べ物の魅力を存分に伝える写真や、丁寧なコメントなど、ボリュームも密度も圧倒的なブログです。単にブログを書くだけでなく、ブロガーとしての活動も多彩なくにさんに、ブログ制作秘話やグルメ情報を伺いました。
福岡県出身、30代半ば、男性。 ハンドルネーム「くに」は、学生時代からのニックネーム。 現在は東京・文京区在住の会社員。
東京じゅうを縦横無尽に食べ歩くグルメブログ
ラーメン二郎。「本店以外では神田神保町店が好きです」
サントリーの企画で訪れた京都の料亭にて、「調理前の鮎を撮影してみました」
JALPALのブロガーツアーでオーストラリアへ。「シドニーで最も気に入ったレストランのひとつ、“BLUE ANGEL”では、リーズナブルな値段で新鮮なロブスターを楽しむことができます」
パドルさんが好んで使用する「質量過剰」という表現。「陸上の常識をはるかに超えた、巨大な可動物体、目にしているだけでお腹いっぱいになってしまいそうなスケールのものが水上にはウヨウヨしています。それらをいつのころからか“質量過剰”と言い表すようになりました」とパドルさん。「質量過剰」の代表格としてセレクトしてくださったのが、東京・江東区の扇橋閘門(写真上)と春海運河で出会ったクレーン船「富士」(写真下)だ。「扇橋閘門に限らず、水門の扉体のような巨大な扉は、陸の建物ではなかなかお目にかかれません。こういった扉が存在し、動かす技が編み出され、維持されているということ自体に感動を覚えます。クレーンも同様で、春海運河のクレーン船のように巻上げ能力3000tの、しかも移動できるクレーンなんて、陸の上ではありえないモノでしょう」
水辺の景色のひと味違った楽しみ方として、パドルさんが挙げたのは「巨大建造物趣味」。 「近ごろ、“団地”や“水門”などを趣味の対象として眺めることが注目されています。川や運河の周りには、水門や橋、鉄塔や高速道路ジャンクション、清掃工場の大煙突といった巨大建造物が多く、街中では見られない、雄大な景色を鑑賞することができます」 写真は東京・大田区の多摩川清掃工場のもの。
Vol.48『水路をゆく』 パドルさんインタビュー
東京都内やその近郊を散策し、写真や記録をブログで発表しているパドルさん。よくあるブログとちょっと違うのは、その手段が「ボート」だということです。水の上から眺める東京の景色は、どんなふうに見えるのでしょうか。水辺の巨大な建造物に感じるロマンや、水路探索に慣れ親しんでいるパドルさんだからこそ知っている「川走り」の魅力について、伺ってみました。
40代、男性。町工場が立ち並び、朝起きると機械の音が聞こえてくるような、東京の狭い街場で育つ。全長21ft(約6m)のモーターボートで、都内の運河に面した母港を拠点に、東京とその近郊の川や運河を走って楽しんでいる。現在『水路をゆく』『水路をゆく・第二運河』の二つのブログを運営。
モーターボートで東京近郊を巡るブログ
パドルさんにとって思い入れのある水路といえば、海老取川澪筋。東京と横浜を結ぶ内陸航路の難所で、羽田空港の南西角に位置する水路である。 「五十間鼻に祀られた供養堂に頭を垂れつつ澪筋を進み、雄大な多摩川河口の風景を楽しみながら、横浜方面に向かうときは、“さあ行くぞ!”と気分が盛り上がる場所であり、逆に帰ってきたときは、“ああ、東京に帰ってきた!”とホッと息をつくという、ちょうど自宅の玄関先に足を踏み入れたような、安心した気分になれるところです」
『水路をゆく』で、たびたび紹介される水辺の建造物「閘門(こうもん)」。「閘門」とは、運河や河川などで、水門を二重に配することで水位差を克服し、船を通航させる装置のこと。東京都内では、2005年に約30年ぶりとなる閘門が新設され(荒川ロックゲート写真上)、話題となった。パドルさんいわく、「“閘門”と名の付くものは、すべて好きです。“閘門”と聞くだけで興奮するたちなので、もう何でもいいのですが、強いて言えば、最近は手の平に収まってしまいそうな、小さな閘門に惹かれるものがあります。千葉の佐原と潮来の間にある、十六島水郷には、地場の舟のための超小型閘門(扇島閘門写真下)が多くあるので、可愛らしいその姿に惹かれて、陸路で頻繁に通っています」
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