ウニの解禁に合わせて飛行機のチケットを手配したほどウニ好きの蓮花さん。ラーメンを食べるがために飛行機移動したことも!「ブログネタのために何もそこまでしなくとも、と思うでしょうが、現場に行かないとわからないことってありませんか?自分の目で見て、触れて、体験しないといいものはできないと思っています。遠出する時は筆を持ち歩くようにしているので、現場で作品を作ることもよくあります。東京タワーを入れた作品はその一例です」(下)
(2)「コアラ、カンガルーとたわむれる」の「豪」「豪」という字とオーストラリアのシンボル、カンガルーがうまくリンクできたので。カンガルーのネコ背な感じを入れながらも、ちゃんと「豪」と読めなくては意味がないので、ちょっとずつ角度を調整しながら100枚以上書いてやっとできたものです。
(3)「ボジョレー・ヌーボー試飲」の「葡萄」 「葡萄」という字を書いていたら、「甫」のパーツがなぜだか葡萄の房に見えて…。とっさに冷蔵庫にあった葡萄を置いたところ、 しっくりきて自分の中ですごく腑に落ちました。私が合成を使わずに、いつでもリアルなものを作品に使っているのはこのときの経験からです。
Vol.46『書道家蓮花のきょうの筆文字』 蓮花さんインタビュー
OLを経てプロの書道家へ。現在では、書道家として、ブロガーとして、注目を集める蓮花さんですが、創作活動をするなかで、ブログをどのように活用されてきたのでしょうか。「筆文字」が生まれてきた背景についても、詳しく伺いました。
岩科蓮花(いわしなれんか)、蓮花は雅号 静岡出身、1976年生まれ。書道歴26年、師範 書道を軸にパッケージやポスターのデザインをしているクリエイティブ書家
注目のクリエイティブ書家が世界に発信する「筆文字アート」
華やかで力強い大筆パフォーマンスは人気があり、デパートのイベント、ウエディングフェア、シンポジウムなど、さまざまな催しに招かれるそうです。「身体全体を使って文字を書く“大筆”は、体験するとやみつきになりますよ」と蓮花さん。たしかに気持ちよさそうです。
蓮花さんのイチオシ、地元・静岡“蒲原館”のラーメン(上)。「中細ちぢれ麺によく合うあっさりスープとアブラがいいんですよ!」と大絶賛です。メンマ、のり、チャーシューといったおなじみのトッピングのなかから、「なると」をテーマにした作品がこちら(下)です。
アコヤ貝の缶詰め(左)。OLを辞めて、プロの書道家として歩みだしたときに贈られた印象的なプレゼントだそうです。貝のなかにあった真珠をイメージした作品(右)は、『この筆文字なんだろなクイズ』として出題されました。
『メルティング・ポット』の人気コンテンツといえば、やはり国際結婚マンガです。髪型命、数字おたく、電話魔など、さまざまなおもしろエピソードで笑いを誘うコアラ師匠ですが、奥様が日本人だけあって、かなりの日本通です。そんなコアラ師匠の弱点は、おでん。ゆうさんも、「おでんが好きだという西洋人には会ったことがない」そうです。
ニュージーランド国内旅行中に遭遇した驚きの男子トイレ。ニューヨークタイムスの記者がわざわざ見にきたという珍スポットです。ゆうさんがブログで世界のトイレ情報を募ったところ、軍隊アリが埋め尽くすアフリカ某国のトイレやら、小粋な暗証番号で鍵が開くパリのトイレなど、多くのコメントが寄せられました(『世界の便座から』)。
コアラ師匠の仕事の関係で、北島のオークランドから南島のワナカまで1,523Kmの距離を引越したゆうさんご夫妻。かかった時間はなんと3泊4日!ニュージーランド最大都市のオークランドに比べ、物価が高いワナカですが、大自然のスケールは圧巻です。
Vol.45『メルティング・ポット』 ゆうさんインタビュー
日本を離れて15年。シンガポールで出会ったイギリス人の夫とニュージーランドで暮らすゆうさんは、「イヌストレーター」(犬専門のイラストレーター)として活躍するかたわら、国際結婚や海外生活のあれこれを綴ったブログでも注目を集めています。外国に住んでいるゆうさんに、ブログだからこそできること、ブログを発信するおもしろさとはどんなところにあるのか、伺ってみました。
ハンドルネームの「ゆう」は本名、職業「イヌストレーター」。 実家は広島、出身は山口。現在はニュージーランドのオークランド在住。 「ナウいヤング世代です。かつて新人類と呼ばれたことも……(笑)」
日本を離れて15年。ニュージーランド発、爆笑海外生活日記。
ラブラドールのクロエとエビス。クロエはしっかり者の女の子、エビスはやんちゃな男の子。2匹が主役のブログ(『羊の国のラブラドール絵日記NEW』)は、書籍化もされています(『羊の国のラブラドール絵日記』マーティンゆう/学研)。
コアラにそっくりのイギリス人、その名も「コアラ師匠」。ロンドン、シンガポールで投資系銀行のディーラーを務め、ゆうさんとは2000年にシンガポールで結婚。『007』の熱狂的ファンで、歴代ジェームス・ボンドのなかではショーン・コネリーとピアース・ブロスナン、そしてダニエル・クレイグを敬愛しているそうです。
ゆうさんは、犬専門のイラストレーター、通称「イヌストレーター」として活躍中。日本語のウェブサイトや雑誌、新聞などに連載を持っています。詳しくはこちらをご参照ください。
豆作さんの診療地域では、リスや鹿、キツネなど、さまざまな動物の標識を見ることができるが、「牛横断注意」もそのひとつ。よく注意すると、看板の絵は一種類ではなく、さまざまなバージョンの牛の姿が描かれていることがわかる。豆作さんが「畜産・酪農王国、十勝」を実感する瞬間だ。
牛の盲腸捻転の症例。「第四胃変位に比べると、盲腸捻転はかなり少ない」そうで、豆作さんの概算によると「発生率は0.015%程度」とのこと。こんな珍しい画像がたくさん見られる『北の(来たの?)獣医師』は、同業の方々にとって、実用的な意味で非常に役立つブログなのだろう。素人には、「気腸した盲腸はかなり大きく、内容も10リットルくらいは出ただろう」というコメントが驚きである。10リットルの盲腸って!?
同業者からの反響が大きかった「牛の去勢・豆作流」の記事より、手術の模様を写した1枚。牛の去勢の方法は、獣医師によって微妙に違っており、2本の精索を1本ずつ鉗子で挟むやり方が主流だが、2本の精索をいっぺんに鉗子で挟むのが豆作流。高価な和牛を傷つけぬように丁寧に精巣を取り出す方法を、作業工程順に写真で紹介している。畜産専門家には親切な記事だが、一般読者にはいろいろな意味で衝撃的な内容だ。
「踏む牛に割れぬ氷となりにけり」
「立ちあがる牛に傾く夏野かな」
「産み終えし牛の羊水白衣凍つ」
「馬肥えて農夫白髪を増やしけり」
「叱られることまだ知らぬ仔馬の目」
「死に馬の雪を払うて顔おがむ」
漢詩はマガイ物で失礼……
宝石塵 往診助産厳寒朝 温水馬穴湯気昇 差込斜光映細氷 眩輝微粒漂結晶
健康万歳
目覚毎朝小鳥声 純白陶器水面静 豪放落筆一文字 腹部快調日本晴
現金娘
我娘最近反抗期 不潔駄才父遠嫌 或時急変猫撫声 高価洋服店舗前
歩行趣味
最近熱中夜散歩 脂肪燃焼邪心捨 爽快星空緩口元 傍目只映変質者
繁殖検診
氷点下日長続冬 多頭直検全身凍 尿意限界暫失礼 貧茎縮上誤放向
続いて、回文俳句です。
「やき芋を取り出したりと思いきや」(集英社『終りは始まりⅡ』入選作)
「カルテメモ溺死らしきで揉めてるか」
最後に、回文短歌です。
「白樺は幹に水葉のまた照りてたまの弾みに君はばからし」
「酒に浸る寝て息高し酪農の暮らし方聞いて寝るたびに今朝」
Vol.43 『北の(来たの?)獣医師』豆作さんインタビュー
北の大地・十勝に根を下ろす“文芸派獣医師”豆作さん。馬の繁殖、牛の治療など、専門家ならではの畜産情報から、玄人はだしの俳句・回文、独創的な漢詩まで、さまざまな引き出しから発信される豆作さんの世界に迫ります。
本名・安田峰(やすだたかね)さん、48歳、男性。 北海道在住の獣医師。静岡県出身、2人兄弟の次男。 父の転勤に伴い、幼少時には大分(佐賀関)・東京(田無)・茨城(日立)と移り住み、中学2年から父の実家の静岡へ。静岡高校、帯広畜産大学(修士)を卒業後、北海道・幕別町農業共済組合へ就職。十勝NOSAI幕別診療所を経て、現在、大樹町の十勝NOSAI南部診療センターに勤務。
北海道・十勝地方に暮らす、畜産専門獣医師のブログ
早春から初夏は馬の繁殖シーズン。重輓馬の生産者は、2歳の春に行われる能力検定に向けて効率よく受胎させたいと願うため、獣医師の妊娠鑑定に寄せる期待は絶大だ。いまでは超音波診断装置を使って子宮のなかの胎胞を写し出す方法が普及しているが、この機械はヒトの病院で使われるものとほとんど同じで、非常に高価!子馬がイタズラをして壊されてしまったなんていう話も聞くので、扱うときは緊張するそうだ。
過去10年ぐらいの俳句をまとめた自句集『北の獣医師』。もともとはこの句集の宣伝が『北の(来たの?)獣医師』を書き始めたきっかけだったという。ご注文は、メールにてどうぞ!宛先はブログをご参照ください。
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