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イケてるブロガーインタビュー/クチコミ・レビュー・ブロガーポータル:SHOOTI

イケてるブロガーインタビュー

トップ >  トピックス > Archive: 1月 2009 イケてるブロガーインタビュー/クチコミ・レビュー・ブロガーポータル:SHOOTI
  • 圧倒的情報量の食べ歩きブログ。ブロガーが語る東京のグルメとは

    ?ワザアリ!
    ~『くにろく 東京食べある記』の舞台裏~
     
    編集部:
    だいたいどれぐらいの頻度で「食べ歩き」をしているんですか?
    ブロガー:
    食べ歩きの頻度は最近では週3~4日でしょうか。オフ会の主催はよくやっています。オフ会の最高回数が月25回くらいだったので、1ヶ月で食べ歩きした最大回数は30回以上ですね。オフ会のダブルヘッダーも結構ありました。1日で食べ歩きした最大回数は、朝と昼で7~8軒だと思います。1回の食べ歩きで支払った最高金額は5~6万円くらいでしょうか。これまでに訪れた店の数は正確には把握していません。「くにろく」のエントリーは今400軒ですが、載せていない店の方がかなり多いので最低でも1000軒は超えていると思います。
    編集部:
    ブログで紹介しているお店は、どのようにして探しているのでしょう?
    ブロガー:
    これは非常によく聞かれる質問ですが、お店探しはいままで一度もしたことがありません。記事のほとんどがオフ会なので、誰かに連れて行ってもらっていることがほとんどです。かなりグルメな方々が周りにいますので、その方々から誘われるお店はほとんどが当りです。情報収集に関してはやはりネットで調べることもあります。ただネット上の情報は間違いが多いので、掲載する内容についてはお店の方に直接聞くのが普通です。掲載店のセレクトについては、いまのところ明確な基準はありません。自分が気に入らない店でも、情報として価値があれば載せます。普通の人が行かない店で、人にオススメできない場合は載せません。メニューに関してはその時食べたいものを食べますが、看板メニューなど特別なものがあれば必ず注文するようにはしています。ブログの読者から情報が寄せられることもありますが、いまのところそれがきっかけで訪問したお店はあまりありません。今後もいい情報があればぜひ教えてほしいと思います。
    編集部:
    これまで「食べ歩き」したなかで、忘れられない味はありますか?
    ブロガー:
    東京のフレンチでお気に入りの店は、いまのところ『ピエールガニエール・ア・東京』です。強い味と強い香りをぶつけてバランスを取っている料理には衝撃を受けました。コース全体のストーリーがよく考えられているところもすごいですね。年に何回かガニエールさんがお店にいる時があります。そのときがオススメです。
    最高の居酒屋の一つは、大塚の『江戸一』です。ここは写真撮影不可で、特別お客さんを大切にする店なので、いまのところブログには載せていません。料理や酒の問題ではなく「雰囲気」が最高の店です。ぜひ一度行ってその感覚を感じ取ってきて欲しいと思います。
    『すきやばし次郎』の寿司も衝撃的でした。僕の中では圧倒的に一番です。はじめから写真撮影をしないで食べたのも久し振りで、カメラを出す時間も惜しいほどの緊迫した空気が流れています。あの緊張感と寿司の美しさ。あのまさに宝石のような寿司は一生忘れないと思います。
    それと築地『高はし』の あんこう煮は最高の一品です。僕は高はしに行くためだけに築地に通ってもいいと思っています。そのくらいこの「あんこう煮」には感激しました。
    編集部:
    ブログの過去の記事のなかで、特に読者の反響が大きかった記事を教えてください。
    ブロガー:
    「大タベン会@いろり焼き 門次郎」は、当時交流のあったブロガーさんたちが一堂に会したオフ会です。別々にお会いすることはあっても、これほどの人数が一度に集まったのはこれが最初で最後です。それだけに反応は大きかったですね。
    「【ど・凪】コラボ企画☆7 新潟復興チャリティラーメン どなぎ」は、ブロガーさんに呼びかけて告知してもらった企画だったので、お客さんはブログの読者が大半でした。結果的に読者参加型の企画となり大きな反響がありました。チャリティはきれいごとばかりではありません。「新潟復興チャリティラーメン」は、みんなが大変な苦労をして成し遂げた企画です。当日の記事は「写真から様々な人間模様が垣間見える」ということで高評価を得ました。
    そして、「ブノワ (BENOIT) 青山 営業再開!」。食べ歩き情報としては、このエントリーの反響は大きかったです。ミシュラン掲載店で、しかもあのアラン・デュカス氏のお店が突然の閉店というのもショッキングな出来事でしたが、営業再開のニュースも注目を集めました。営業前にお店に呼んで頂いて、再開時には記事をUPしていたのでタイミングがよかったというのもあると思います。
    どなぎ

    新潟震災チャリティラーメン企画でのひとコマ。「当日、開店時の行列を数えると44人。先頭の方は、開店の1時間以上前から並んでくれていました」

    ブノワ再開

    『くにろく』の記事でも反響が大きかった『ブノワ』再開のニュース。『ブノワ』は史上最年少でミシュラン3つ星を獲得した世界的有名シェフ、アラン・デュカス氏の店で、オーナー会社の倒産により、いったん閉店を余儀なくされた。写真は「スピーチ中のデュカス氏です」

    ?オススメ!
    ~『くにろく 東京食べある記』のオススメ情報~
     
    編集部:
    くにさんオススメのお店、メニューを3つ教えてください。
    ブロガー:
    <1>つず久(牛込柳町)の 「わさびめし」

    北海道に自生する蝦夷わさびをすりおろしご飯に載せ、のりと醤油をかけるだけというシンプルな料理。息を止めて食べないと涙が出るほどツライ思いをします。これがまたやめられなくて、また食べに行ってしまう絶品です。

    <2>資生堂パーラーの「1万円カレー」

    正式名称は「伊勢海老とアワビのカレー」。伊勢海老とアワビですから10,500円も納得でしょうか?目の前で調理してくれて、炎が上がったりするのも楽しいイベントです。

    <3>大山酒場(大井町)の「煮込み」

    僕は煮込みにはうるさい方ですが、大山酒場の煮込みは一番好きなタイプです。モツの裏側の分厚い脂がうまいのなんの。木場の河本も似たような煮込みですが、こちらは普通の人が入りづらい常連の店なので、オススメは大山酒場です。
    1万円カレー

    資生堂パーラーの「伊勢海老とアワビのカレー」、10,500円。「高価なカレーですが、上品にというわけにはいかず、結局、ガツガツ食べることに…」

    ?ヤボウ!
    ~『くにろく 東京食べある記』の今後について~
     
    編集部:
    グルメブロガーとして、これから挑戦してみたいことをはありますか?
    ブロガー:
    夢というか目標としては、本を1冊書きたいという思いがあります。こういうブログをやっているのだから、ひとつひとつキッチリ書いていけば、どこかのタイミングで本にまとめられると思います。今後はそういうことを念頭において記事を書いていきます。結果的にそれがダメであっても、毎日の記事が充実していれば、それはそれでいいかなと思います。目標は目標として、一番大切なのは日々の読者です。
    編集部:
    『くにろく 東京食べある記』の今後の展望をお聞かせください。
    ブロガー:
    ネットで調べる人が便利に使えるように、これまでの記事をまとめる作業をしていきます。その際、各記事をまとめのページに載せるかどうかは、規準を設けて判断しようと思います。将来の展望というほどのものはありませんが、お店を調べる人が『くにろく』に載っている店かどうか、何と書かれているかを気にしてくれるような存在になりたいと思います。それには勉強も経験も必要です。地道にお店をまわって記事にしていく作業を続けるのみですね。

    「編集部からのコメント」

    意外や意外、「食べるのは異常に好きですが、僕はいわゆるグルメではありません」とおっしゃるくにさん。“食べるのが好きなこと”と“グルメ”の違いについては真意を図りかねますが、「食べ歩きは、母の影響ですね」とのこと。「くに家のお正月」という記事を読むとわかるのですが、くにさんのお母様の心づくしの料理の数々は、びっくりするほど本格的で、パキスタン人仕込みのカレーに至っては、「サウジアラビア王室の人が本格的なカレーを食べたいということで訪ねてきた」という国際レベルのすごさです。現在は、「料理上手の妻のお陰で野菜嫌いを克服しつつあります」とも。なんともうらやましい人生ですね。
    2009年1月26日 19時41分 admin
  • B級グルメから高級フレンチまで、東京じゅうを食べつくすブログ

    Vol.49『くにろく 東京食べある記』 くにさんインタビュー

    東京都内やその近郊を食べ歩き、写真や感想を公開している『くにろく 東京食べある記』。掲載店舗の多さもさることながら、食べ物の魅力を存分に伝える写真や、丁寧なコメントなど、ボリュームも密度も圧倒的なブログです。単にブログを書くだけでなく、ブロガーとしての活動も多彩なくにさんに、ブログ制作秘話やグルメ情報を伺いました。

    プロフィール画像
    くにさん

    福岡県出身、30代半ば、男性。
    ハンドルネーム「くに」は、学生時代からのニックネーム。
    現在は東京・文京区在住の会社員。

    東京じゅうを縦横無尽に食べ歩くグルメブログ

    スガオ!
    ~『くにろく 東京食べある記』を作っているのはどんな人?~
     
    編集部:
    まずは自己紹介をお願いします。
    ブロガー:
    僕の食べ歩きはラーメンから始まりました。最も思い出深い出来事は、高校のとき、福岡から東京までラーメンを食べに来たことです。どうしても大勝軒のラーメンが食べたくて、飛行機に乗って飛んで来てしまいました。その後も頻繁に東京に来てはラーメンを食べ歩いていました。いろいろ食べたなかでも特にホープ軒(千駄ヶ谷)が好きで、毎回毎回東京に来るとホープ軒に行くのを楽しみにしていました。
    いままで食べたラーメンでおいしかった1杯は、環七沿いの渋滞の原因と言われた『土佐っ子ラーメン』です。このラーメンのうまさには感動しました。未だこれを超えるラーメンには出会っていません。いま一番好きなのは『ラーメン二郎』です。これはブログを始めるきっかけにもなっていて、これまで食べたラーメンとは全く異質の存在です。二郎はラーメンじゃないという人もいるので、ここでラーメンと言ってしまうとクレームが来るかもしれません(笑)。詳しくは僕のブログ『ジャポ二郎』に、「ラーメン二郎ガイド」という記事があるので見てみてください。二郎は食べ出すとハマルほどおいしいのですが、はじめの1歩を踏み出すのが大変です。そのハードルを下げるために書いてみました。
    『くにろく』は今年で3年目になります。昨年はフレンチやイタリアンに行く機会が多かったのですが、今年は居酒屋やラーメン屋にできるだけ行こうと思います。『くにろく』で人気があるのは、和食や居酒屋、ラーメンなどの記事です。これは僕の趣向にも合っているので、今年は自分も、読んでくれている方々も楽しめるような記事を書いていきたいと思います。
    ラーメン二郎

    ラーメン二郎。「本店以外では神田神保町店が好きです」

    編集部:
    くにさんが関わっているサイト・ブログをざっとご紹介ください。
    ブロガー:
    ◆メインブログ 『くにろく 東京食べある記』

    ◆サブブログ『ジャポ二郎』

    『パフェラッチ!』は、みんなで作るパフェブログということで、ときどき記事を提供しています。
    また、ブロガーとしてこんな活動をしています。

    <1>サントリー関係
    サントリーが運営するバー検索サイト『BAR-NAVI(バーナビ)』のなかの『BAR-NAVI(バーナビ)公式ブログ』に、公式ブロガーとして書かせてもらっています。
    関西のブロガーさんたちを起用したサントリーと料亭との共同企画「京都の料亭 割烹特集」には、東京から参加しました。サントリーの山崎蒸留所見学企画と合わせて京都に行ったので、自分の食べ歩きも含め「京都食べある記」としてまとめています。
    ほかにも「白州蒸溜所見学ツアー」「サントリー登美の丘ワイナリー」など、サントリー関連の企画にはいろいろ参加して記事を書いています。


    <2>JALPAK企画

    JALPAKの企画で3回ほど海外に行って旅行記を書いています。

    「☆中国ウマウマ食い倒れツアー☆」

    「7人のブロガーが行く!シドニー街歩き」

    「憧れの地 アイラ島&スペイサイド蒸留所巡り」

    3つめの蒸留所巡りはサントリー&JALPAKの共同企画です。どちらも僕と関わりがある会社ということで実現しました。

    <3>新潟復興チャリティラーメン『どなぎ』

    京橋『らーめんダイニングど・みそ』と渋谷『ラーメン凪』両店主と3人で新潟復興チャリティー企画を主催しました。
    この企画は「震災時、飲食店に何ができるか」「グルメブロガーの力で震災復興を盛り上げよう」というようなテーマで行いました。飲食店とブロガーによる震災復興ボランティアの一つの形として、ラーメン界・ブログ界双方に一石を投じることができたと思います。目標の500杯には届きませんでしたが、1日で450杯の売り上げを達成し、利益は全額寄付しました(寄付金管理:柏崎社会福祉センター様)。食べに来てくれたお客さんはじめ、多くのブロガーさんやマスコミ関係者、飲食店さんたちに多大なご協力をいただきました。

    <4>達人ブロガーが行く!東京絶対うまい店

    『街ログ』という角川・電通・ソネットが出資しているウェブサイトがあります。ここに「味噌ラーメンの達人」として動画出演しています。そのときの様子をブログにもまとめています

    <5>フードジャーナリスト会議

    わぐりたかし氏主宰の「テレビ、出版、新聞、WEBなどを中心に、“食”と“食メディア”に関わるプロフェッショナルが集う勉強会&交流会」です。ほぼ毎回出席させていただいています。


    <6>くにろくOFF

    mixiで『くにろくOFF』というコミュニティを運営。年数回、さまざまなお店を貸し切って交流会を開催しています。ブログでも告知しているので読者の方とお会いできる貴重な機会にもなっています。(くにろくオフ@東京バルバリなど)

    <7>山形県 遊佐町(ゆざまち)「遊佐の岩牡蠣を食べる会」

    「遊佐の岩牡蠣と夏野菜を使ったイタリアン」という会にグルメブロガーとしてご招待いただきました。地方食保存の観点から、重要な取り組みだと考え、参加させて頂きました。


    <8>ブロガーつながりイベント

    ブログ仲間とのつながりで、B級グルメの名店『ジャポネ』の裏メニューに挑戦する企画『マジかよ!理事長ツアー』や、築地のもんぜき通りの店を連食する『築地市場 場外「もんぜき通りを食べつくせ!」オフ会』、群馬の大食いブロガーを東京で迎え撃ちした『群馬迎撃オフ』など、いろいろなところに顔を出しています。
    鮎

    サントリーの企画で訪れた京都の料亭にて、「調理前の鮎を撮影してみました」

    ロブスター

    JALPALのブロガーツアーでオーストラリアへ。「シドニーで最も気に入ったレストランのひとつ、“BLUE ANGEL”では、リーズナブルな値段で新鮮なロブスターを楽しむことができます」

    コダワリ!
     ~なぜ『東京食べある記』なのか?~
     
    編集部:
    ブログを始めたきっかけを教えてください。
    ブロガー:
    ブログを始めたのは、『くにの日記』という日記が最初です。身の周りに起こったことを書くだけの普通の日記だったのですが、毎日ラーメン二郎ばかり食べていたので、しばらくするとラーメン二郎の日記になっていました。そこで思い切ってラーメン二郎専用ブログに変更しました。それがいまの『ジャポ二郎』です。『ジャポ二郎』のおかげでテレビや雑誌の話などがいくつか来るようになりました。もともとブログというものを個人の日記としかとらえていなかったので、当時はかなり戸惑いましたが、具材の一つ一つを写真に撮ってその状態についてコメントするという手法が、ラーメンブログとしては珍しかったようです。ただラーメン二郎については「ぼちぼち食べていけばいいや」という感じなので、このブログは今後あまり更新できないと思います。個人的にはひっそり続けていければいいという感じです。

    ちょうどブログをはじめて半年くらい経ったころ、ラーメンだけなく幅広く食べ歩くブログを作ろうと考えるようになりました。僕は居酒屋が大好きなのですが、ネットの検索で調べるとチェーンの居酒屋ばかりが出てくることに以前から不満がありました。個人のブログで行きたいお店を調べても、写真はないし、定番のメニューもわからない。これでは食べ歩きの参考にはならないんですね。「じゃあ、参考になるブログを自分で作ってみよう」というのがそもそものきっかけです。それもただ食べ歩くだけではない、もっと懐の深いブログを作ろうと構想をはじめました。それが『くにろく 東京食べある記』というブログです。『ジャポ二郎』での経験を生かして始めたため、さまざまな点に気を遣って作ることができました。
    編集部:
    では、『くにろく 東京食べある記』のねらいは何でしょうか?
    ブロガー:
    ブログのねらいは「独自の視点でのレストランガイドを作りたい」という点にあります。レストランガイドにもいろいろあります。居酒屋のセレクションをした本や、昨年話題になったミシュランガイドなどを含めさまざまです。そういうものを見ていると、「なぜこの店が出ているのだろう」とか、逆に「なぜあの店は選ばなかったのか」、「この店であればポイントはここじゃないのに」などなど、人のセレクションには納得のいかない部分が必ずあります。こういうものを自分なりの視点からまとめて提示したいという気持ちがあります。今後はこのまとめの作業に力を入れていこうと思っています。
    2009年1月26日 19時17分 admin
  • 水辺で出会うさまざまな景色。いつもと違う東京が見える

    ?ワザアリ!
    ~『水路をゆく』の舞台裏~
     
    編集部:
    「川走り」の魅力を教えてください。
    ブロガー:
    たくさんありますが、川走りを始めた初期からいまに至るまで、わたしを惹きつけて止まないのは、やはり水面の静けさにあると思います。特に、喧騒を極めた都心の、ビルに挟まれたような水路であっても、周囲の地面よりレベルが低いこともあってか、ここが都心であることを忘れさせるように静かな場合が多く、不思議な感覚に襲われます。隅田川のように、船が輻輳していれば別ですが、水運が廃れたいま、多くの水路は通航もまれで、ひっそりと水を湛えており、都会の秘境ともいうべき存在です。
    また、船を操る技術的な面から見ると、水深と桁下高を読みながら進む面白さではないかと思います。川の場合は、増水のたびに浅瀬が移動しますし、運河や感潮河川では、潮汐に影響されて水位が変動します。昔は水面の波立ちや色を見るほかは、それこそ勘に頼るしかなく、よく座洲(浅瀬に乗り上げる)もしたのですが、現在は魚群探知機を装備して、水深がモニター上で把握できるようになったので、だいぶ楽になりました。
    たとえば江東区のように、橋の桁下高が低いところでは、潮位によっては通れない水路があります。水路誌の桁下高データと潮位をにらんで、スレスレで橋をかわしつつ艇を進ませるのはスリリングで、これまた面白いものです。
    河川は江東内部河川荒川など、ごく一部を除いて、海の海図のような、航行の参考になる水路誌はなく、行ってみるまで状況がわからないことが普通だったのですが、Googleの航空写真が公開されたことにより、透けて見える澪筋や、繋留船の有無を確認することができるようになり、かなり改善されたように思います。
    編集部:
    川、水路にはいつもどのような感じで出向いているのですか?
    ブロガー:
    最近は、平均して、おおむね月に一回出港できればいいかな、と思っています。持ち物は、免許・船検証のほか、文庫版の地図や水路誌、カメラくらいで、身軽なものです。市販の地図では情報が不足しているときは、Googleの航空写真を出力して持っていくときもあります。
    航行が昼をまたぐときは、家でお弁当を作って持参します。川面や水辺の風景を眺めながら、艇上で口にするお弁当の味は、また格別です。
    編集部:
    これまでブログで発表されたなかで、印象深い記事を教えてください。
    ブロガー:
    荒川ロックゲートが完成したときでしょうか。都内では約30年ぶりの新設閘門とあって、閘門好きとしても大いに盛り上がり、しかも閘門を艇で利用できる立場で、この瞬間に立ち会えたことが、本当に嬉しかったものです。完成する前後の時期は、同閘門についてやたらと記事を書き散らしたので、読まれていた方も辟易されたかも……と、後になって恥ずかしくなるほど、陸路、水路を含めて、頻繁に訪れました
    扇橋閘門

    パドルさんが好んで使用する「質量過剰」という表現。「陸上の常識をはるかに超えた、巨大な可動物体、目にしているだけでお腹いっぱいになってしまいそうなスケールのものが水上にはウヨウヨしています。それらをいつのころからか“質量過剰”と言い表すようになりました」とパドルさん。「質量過剰」の代表格としてセレクトしてくださったのが、東京・江東区の扇橋閘門(写真上)と春海運河で出会ったクレーン船「富士」(写真下)だ。「扇橋閘門に限らず、水門の扉体のような巨大な扉は、陸の建物ではなかなかお目にかかれません。こういった扉が存在し、動かす技が編み出され、維持されているということ自体に感動を覚えます。クレーンも同様で、春海運河のクレーン船のように巻上げ能力3000tの、しかも移動できるクレーンなんて、陸の上ではありえないモノでしょう」

    ?オススメ!
    ~これから水路を楽しみたい人へのオススメ~
     
    編集部:
    水路探索に興味がある読者に向けて、手軽に「川走り」気分が味わえるスポットなどがありましたら教えてください。
    ブロガー:
    隅田川を走る東京都観光汽船など、定期運行の水上バスでも充分楽しめる部分はありますが、それに飽き足らない向きは、狭い水路を走ったり、閘門を通過するコースに興味をそそられるのではないでしょうか。東京水辺ラインで時折運航される不定期航路や、柳橋の船宿・三浦屋さんの歴史クルーズプランはいかがでしょう。神田川など、都心の川景色や、ダイナミックな閘門通過が楽しめます。また、すでに小型船舶免許をお持ちの方は、レンタルボートを利用して、自由に水路を走り回ってみてはいかがでしょう。東京近辺ですと、東京都江戸川区のニューポート江戸川埼玉県八潮市の東京エンタープライズマリーナなどで、レンタルボートクラブの会員を募集しています。
    編集部:
    船や水運に関するオススメの博物館・資料館を教えてください。
    ブロガー:
    国内で唯一、明治時代に造られた川蒸気船の実物大模型を展示している江別河川防災ステーション、高瀬舟の大型模型など、利根川水運の展示では随一の内容を誇る千葉県立関宿城博物館、利根川水系で活躍した川蒸気船、通運丸に関連した展示が充実している物流博物館の3館が、特に興味深く見学した博物館です。パンフレットなどの配布物や、展示図録など販売している本にも、読み応えのあるものが多く、水運が盛んだった時代のイメージをとらえるのにも役立つと思います。
    多摩川清掃工場

    水辺の景色のひと味違った楽しみ方として、パドルさんが挙げたのは「巨大建造物趣味」。
    「近ごろ、“団地”や“水門”などを趣味の対象として眺めることが注目されています。川や運河の周りには、水門や橋、鉄塔高速道路ジャンクション清掃工場の大煙突といった巨大建造物が多く、街中では見られない、雄大な景色を鑑賞することができます」
    写真は東京・大田区の多摩川清掃工場のもの。

    ?ヤボウ!
    ~『水路をゆく』の今後について~
     
    編集部:
    パドルさんと『水路をゆく』の今後の展望をお聞かせください。
    ブロガー:
    まだまだ通ったことのない水路や、見てみたい水門・閘門や橋、出会って見たい船がたくさんありますし、調べてみたいこともいろいろあります。これからも都合のつく限り、無理のない範囲で、ブログを続けてゆくことができればと思っています。

    「編集部からのコメント」

    「東京は水辺の街である」ということを、普段の暮らしのなかで、わたしたちは忘れてしまいがちですが、たまにお台場あたりに足を延ばすと、「うわあ、海だ」なんて、あたりまえの事実にあらためてビックリしたりします。パドルさんのブログには、その「あたりまえのこと」を「あたりまえ」に楽しむスタンスが前提にあるのが新鮮で、自分の住むこの都市がなんだか違ったものに見え、不思議な感動を覚えました。
    ボートを手に入れるのはちょっと難しいですが、まずは水上バスなどで東京の別の顔を覗いてみたいと思います。
    2009年1月16日 21時35分 admin
  • ボートを操り、街に繰り出す。水上から眺める東京の景色とは?

    Vol.48『水路をゆく』 パドルさんインタビュー

    東京都内やその近郊を散策し、写真や記録をブログで発表しているパドルさん。よくあるブログとちょっと違うのは、その手段が「ボート」だということです。水の上から眺める東京の景色は、どんなふうに見えるのでしょうか。水辺の巨大な建造物に感じるロマンや、水路探索に慣れ親しんでいるパドルさんだからこそ知っている「川走り」の魅力について、伺ってみました。

    プロフィール画像
    パドルさん

    40代、男性。町工場が立ち並び、朝起きると機械の音が聞こえてくるような、東京の狭い街場で育つ。全長21ft(約6m)のモーターボートで、都内の運河に面した母港を拠点に、東京とその近郊の川や運河を走って楽しんでいる。現在『水路をゆく』『水路をゆく・第二運河』の二つのブログを運営。

    モーターボートで東京近郊を巡るブログ

    スガオ!
    ~『水路をゆく』を作っているのはどんな人?~
     
    編集部:
    自己紹介をお願いします。
    ブロガー:
    子供のころから、機械や乗り物に強い興味があり、模型などの工作も好きでした。船ももちろん好きでしたが、20代くらいまで、興味の優先順位は、他の乗り物にくらべて高くなかったように思います。ただ、10代の終わりに4級小型船舶(現・2級小型船舶)の免許を取って、ボートを動かす面白さを知ったのが、その後を決定づけたような気がします。クルマには、なぜかあまり関心がなく、免許を取ったのはボートよりずっと後で、社会人になってから必要になり、渋々取ったようなものです。
    編集部:
    水路や船に興味を持ち始めたきっかけを教えてください。
    ブロガー:
    そもそもを思い出すと……小学生のころ、通学路の途中に、当時のことですから水が汚れて、異臭を放っていた川があり、工事などで時折船が入ってくるのを見て、あの船はどこから来るのだろう、と興味を引かれることがありました。いま思えばそれが、「川走り」への最初の興味でした。
    直接のきっかけは、やはり『川蒸気通運丸物語」』(現在は改訂版『新編・川蒸気通運丸物語』崙書房出版)に出会ったことです。この本を読んで、江戸川・利根川が、かつて重要な物流路として機能し、高瀬舟や通運丸をはじめ多くの船が行き来していたことを知り、大いに興奮させられ、自分でも走ってみたいと思うようになったのです。
    waterway_ph2

    パドルさんにとって思い入れのある水路といえば、海老取川澪筋。東京と横浜を結ぶ内陸航路の難所で、羽田空港の南西角に位置する水路である。
    「五十間鼻に祀られた供養堂に頭を垂れつつ澪筋を進み、雄大な多摩川河口の風景を楽しみながら、横浜方面に向かうときは、“さあ行くぞ!”と気分が盛り上がる場所であり、逆に帰ってきたときは、“ああ、東京に帰ってきた!”とホッと息をつくという、ちょうど自宅の玄関先に足を踏み入れたような、安心した気分になれるところです」

    コダワリ!
     ~なぜ『水路をゆく』なのか?~
     
    編集部:
    ブログ開設の経緯を教えてください。
    ブロガー:
    数年前、友人間で、趣味をテーマにしたブログを始める者がぽつぽつ出てきたので、自分でもやってみたいという気持ちがあったのだと思います。
    編集部:
    「水路をゆく」というテーマに関して、どのようなこだわりがありますか?
    ブロガー:
    こだわりはいろいろありますが、ひとつ、ちょっと気になっていることを挙げるとすれば、わたしはこの遊びを、スポーツだとは思っていません。ボートを使った遊びは、「マリンスポーツ」なるジャンルでくくられることが多いのですが、わたしは釣りも水上スキーも、まったく興味がなかったこともあり、自分が現在やっている遊びの内容と照らし合わせると、非常に違和感があります。まあ、もともと筋肉質(笑)なことが少々苦手、というのもあるのですが、単なる乗り物好きの延長線上にある遊び、と思っていただければ幸いです。
    編集部:
    水上から眺める景色は、陸上から眺める景色とどう違って見えますか?
    ブロガー:
    日常とまったく逆の目線から見る驚き、視点が低いゆえの面白さは、確かにあります。橋を例に挙げると、高さ方向が強調されて、より重量感あふれる、雄大な姿を楽しむことができます。橋の裏側に走る、複雑な構造が見られるのも、醍醐味のひとつです。うまい言い回しが思いつかないので、友人の言葉を紹介しましょう。もう10年近く前になりますか、物書きの友人を乗せて水路行をした際、彼が記事のしめに書いた一文で、こんな意味のことを言っていました。「川や海から東京を眺めて、この町への愛着が深まった。それは、宇宙飛行士が宇宙から地球を眺めたときの気持ちに似ているかもしれない」……自分の育った町や、毎日渡っていた橋を、初めて水面から眺めたときは、確かにそんな気持ちになりました。
    扇島閘門
    荒川ロックゲート

    『水路をゆく』で、たびたび紹介される水辺の建造物「閘門(こうもん)」。「閘門」とは、運河や河川などで、水門を二重に配することで水位差を克服し、船を通航させる装置のこと。東京都内では、2005年に約30年ぶりとなる閘門が新設され(荒川ロックゲート写真上)、話題となった。パドルさんいわく、「“閘門”と名の付くものは、すべて好きです。“閘門”と聞くだけで興奮するたちなので、もう何でもいいのですが、強いて言えば、最近は手の平に収まってしまいそうな、小さな閘門に惹かれるものがあります。千葉の佐原と潮来の間にある、十六島水郷には、地場の舟のための超小型閘門(扇島閘門写真下)が多くあるので、可愛らしいその姿に惹かれて、陸路で頻繁に通っています」

    2009年1月16日 21時34分 admin
  • 温かなレシピから伝わる「あたりまえのごはん」の大切さ

    ?ワザアリ!
    ~『へっぽこ調理師のごはんレシピ』の舞台裏~
     
    編集部:
    ブログやサイトでの活動を契機に「個人事業主」になられたそうですが、すごいですよね?
    ブロガー:
    アフィリエイトに関しては、サイト開設から数ヶ月で収入が出始めたので、個人事業主として税務署に届けを出し、そのままそれが「職業」になった、という感じですね。
    編集部:
    それについて、ご家族の反応はいかがですか?
    ブロガー:
    わたしの親や、妹などは「そんなことが収入につながるんだね~」とびっくりしつつも、「家で主婦しながら(子どもの面倒を見ながら)仕事ができるなんていいね」と言っています。夫は、最初はわたしがパソコンに向かう時間と家庭とのバランスで悩んだりもしたようですが、いまでは積極的に子どもの相手をしてくれるなど、助けてくれています。どちらかというと夫の協力は物理的・実際的な面よりは、わたしのメンタル面のサポートをしてくれていることだと感じています。
    編集部:
    ブログを制作する上で、気をつけていることを教えてください。
    ブロガー:
    写真があまり得意ではないのですが、できるだけ魅力的に、おいしそうに見えるように撮ることを心がけています。実際に掲載する写真は1枚でも、いろいろな角度から何枚も撮って、いちばん良いものを選んでいます。執筆については、「いつも読んでくださっている読者の方にも、今日初めて読んでくれる方にもわかりやすい文章を書くこと」「読みやすい文章を心がけること」「客観的な視点を持って文章を書くこと」を念頭に置くようにしています。
    ?オススメ!
    ~ayanさんのオススメレシピ!~
     
    編集部:
    ayanさんが特にオススメというレシピを教えてください!
    ブロガー:
    10分でできる!手づくり簡単ミートソース
    ミートソース

    本格的なミートソースはおいしいけれど作るのに時間がかかる…。そんなわけで、思い立ったらすぐ作れて、すぐ食べられるミートソースを考えました。とろけるチーズを加えるのがポイントです。

    自家製焼き豚のたっぷり白髪ネギのせ
    焼き豚

    甘辛い味で万人受けしそうな味。作った焼き豚はいろいろな用途に使えて便利です。

    さっぱり梅しそご飯
    梅しそご飯

    簡単だけどおいしくて、食が進みます。飲んだ後にちょっとご飯を食べたいってときにもいいと思います。

    ジャムサンドクッキー(クッキーアレンジレシピ)
    ジャムサンドクッキー

    簡単ですが、おしゃれでおいしい。おもてなしにも。

    ?ヤボウ!
    ~『へっぽこ調理師のごはんレシピ』の今後について~
     
    編集部:
    ayanさんと『へっぽこ調理師のごはんレシピ』の今後の展望を教えてください。
    ブロガー:
    抽象的ですが、サイトやブログという媒体を通じて、「人ともの」「人と人」をつなぐ存在(コネクター)になれたら嬉しいと思っています。今後は「自分ひとりでできる何か」だけでなく、信頼できる友人といっしょにひとりではできないことをやっていけたらいいな、と思います。運営するブログについて、具体的な展望というのは正直なところもっていないのですが、いままでどおり、わたしらしく、一主婦・一生活者の視点で暮らしを彩るブログを書いていけたら…と思っています。たぶん、わたしは元来「書くこと」が好きなのだと思います。言葉にすると大げさになってしまいますが、「書くこと」で社会と、ひいてはたくさんの人たちとつながっていけることに喜びや充実感、やりがいを感じるので、ずっとそういう気持ちを感じながら、サイト・ブログ運営を続けていけたら嬉しいな、と思っています。

    「編集部からのコメント」

    実に丁寧に作られた、読者にやさしいブログだと思います。読みやすいし、レシピの説明も簡潔かつ的確、さすがはプロの調理師さんです。たとえば「新玉ねぎのオニオンスライス」の記事では、作りかただけでなく、玉ねぎに含まれる硫化アリルという成分の説明や、栄養を生かして摂取するために注意することが説明されていて、プラスアルファのお役立ち感があります。かくいうわたしも、冷蔵庫に半端ものの大根とハムがあったので、昨晩これを作っちゃいました。シンプルでとてもおいしかったです!
    2009年1月6日 0時28分 admin
  • 家族のためにごはんを作る「へっぽこ調理師」がブログを書く理由

    Vol.47『へっぽこ調理師のごはんレシピ』 ayanさんインタビュー

    独身時代は飲食業界で働き、調理師免許を取得。妻となり母となった今、料理は家族のためのものに…。特別な道具や材料を必要としない「家庭料理」のレシピを、プロならではのアドバイスをさりげなく添えながらブログで公開しているayanさん。食へのこだわりは勿論のこと、旦那様やお子さんの健康を気遣う眼差しには愛情が溢れています。ブログやサイトの運営を今では「仕事にしている」という凄腕の秘密に迫ります。

    プロフィール画像
    ayanさん

    1976年生まれの32歳、女性、静岡県出身、愛知県在住。
    1歳年上の夫、5歳(年中)・3歳(年少)の2人の娘と4人暮らし。主婦業のかたわら、個人事業主として、自宅でウェブサイト作成、文章執筆、アフィリエイトなどに取り組んでいる。独身時代は飲食業界で働き、調理師免許を取得。その後、退職してワーキングホリデービザで渡豪、シドニーなどでおよそ一年半の生活を経て、現地で知り合った夫と帰国後結婚。

    調理師資格を持つ主婦が公開する家庭料理のレシピブログ

    スガオ!
    ~『へっぽこ調理師のごはんレシピ』を作っているのはどんな人?~
     
    編集部:
    まずは自己紹介をお願いします!
    ブロガー:
    振り返ってみると、すでに調理の仕事に携わった年月よりも、主婦として家族のために料理を作っている年月のほうが長くなりました。わたし自身はごく普通の主婦だと思いますが、普通の人よりもちょっとだけ物事に対する好奇心が旺盛で、なかでも特に「食にかかわること」(料理すること、食べること)に対する興味や欲求が強いと自己分析しています。
    2004年1月に初めてのサイト『目指せ☆ネットでわらしべ長者』を立ち上げたのを皮切りに、現在までに、以下のサイト・ブログを運営しています。
    目指せ☆ネットでわらしべ長者
    わらしべ暮らしのブログ
    しあわせ妊娠生活
    へっぽこ調理師のごはんレシピ
    家庭菜園を通して食育を考えるブログ
    マイレージで子連れ沖縄旅行記
    夫婦共同運営(メインは夫)では、
    心に効く言葉
    ayanpaのデザインうんちく
    このほか、
    節約主婦9人のブログに参加(書籍化されました)
    ・お取り寄せレビューサイトTORICOのレビュアー
    ・各種原稿執筆
    など、さまざまな活動をしています。
    ブログを通じて世界が広がり、5年前には想像もしていなかった変化に自分でも驚いています。

    煮っころがし

    ayanさんのご主人の好物、じゃがいもの煮っころがし。ホクホクした食感に仕上げるため、強火で炒りつけるように煮絡めるのがコツだとか。「結婚後これを作ったときに“こういう煮方のじゃがいもは初めて食べた!”と夫が感激。以来、リクエストされてよく作ります」

    三色丼

    お子さんたちの大好物、三色丼。ayanさん宅の三色丼は、鶏ひき肉そぼろ+甘めの炒り卵+ゆでたほうれん草。たまに、鮭の切り身を焼いてほぐしたものを加えて、四色丼にすることも。彩りがよく、栄養バランスもばっちり。さすがは「調理師」さんのレシピです。

    コダワリ!
     ~「へっぽこ調理師」の意味とブログを書く理由~
     
    編集部:
    ブログ開設の経緯を教えてください。
    ブロガー:
    目指せ☆ネットでわらしべ長者』を立ち上げ、その少し後に始まったばかりのブログサービスに登録し、日記を書き始めたのがブログとの出会いです。最初は個人的な日記の延長でしたが、次第に読み手の存在を意識するようになり、「読んでくれる人にとって有益で、楽しくて、役に立つような情報発信をしたい」と考えるようになりました。自分の発信する情報が、見知らぬ誰かの役に立ったり、誰かを喜ばせたりするということを想像すると、ワクワクしたのです。
    「わたし自身にできること(書けること)で、それが誰かの役に立ったり、誰かを喜ばせたり楽しませたりすることってなんだろう」と考えたとき、まず出てきたのが、暮らしの情報や、お得情報、懸賞情報、節約、子育てに関する話題など。これらについては、『わらしべ暮らしのブログ』で書いています。
    そしてもうひとつ、わたし自身の興味が強く、かつ誰かの役に立てること・誰かを楽しませられるテーマとして、思い浮かんだのが「食」「料理」に関することでした。
    しかし調理師として働いた経験があるとはいえ、決して料理のプロフェッショナルというわけではないので、凝った料理や、素晴らしいご馳走が作れるわけではありません。
    わたしがしていることといえば、家族のためのごはんを毎日作ること。だから平凡かもしれないけれど、「家庭料理」について書くことが、わたしにとっていちばんぴったりくる…と感じたのです。
    実は『へっぽこ調理師のごはんレシピ』には前身があって、最初は「その日の献立」全体を紹介する方式をとっていたんです。でもそうすると、記事のタイトルを付けるのが難しいのと、子どもが動き回って食卓全部をきれいに撮影するのが難しくなってきたので、リニューアルして「1料理(レシピ)1記事」という現在のスタイルになりました。
    編集部:
    「へっぽこ調理師の」というタイトルの理由を教えてください。
    ブロガー:
    「調理師のごはんレシピ」だと、プロっぽいものを想像される方がいるかもなあ…と思い、すごいレシピを期待してブログを訪問して、がっかりされたらイヤなので「へっぽこ」という語を冠しました。「へっぽこ調理師」というと、ちょっと力が抜けるというか、親しみやすいかなあ、と。お客さんからお金をもらって、プロとして料理を提供するのが「調理師」なら、家族のために(原価率や作業効率を考えずに、無償で)料理を作るのが「へっぽこ調理師」=主婦=現在の自分。わたしのなかではこんな位置づけです。
    おいしくなあれ

    「食育」を考えて、娘さんたちと一緒に食事のしたくをすることもあります。この日のメニューは餃子です。「キッチンの後片付けは大変でしたが、こういうのはわたしも嬉しいし、楽しい。そして何より帰宅した夫の嬉しそうな顔といったら!!」

    食卓風景

    「家庭料理は、単にカロリーを摂取するためだけのものではなく、家族のだんらんを通してコミュニケーションを図ったり、家族の親密さが増したり、子どもの人間性の育成にもかかわってくるもの」とayanさん。「”家で食べる、ごくあたりまえのごはん”の重要性や、魅力を伝えていきたいと思っています」

    2009年1月6日 0時27分 admin
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